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サイフォン管(オーバーフロー管)を触ったら折れてしまった
大東市諸福より【①1Fのトイレ→水を流すとタンクの下辺りの床が濡れている②2Fのトイレ→レバーを触るが水が流れない。中を見ようとご主人様がタンクの蓋を開けた時に「バキッ」と破損する様な音がしたとの事】って依頼が舞い込んできました。
リピーター様で前回はキッチンの詰まりを直した記憶があります。
1Fのトイレは諦めました。
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では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着して旦那様に『メインで使ってるのはどちらですか?』って質問したら『2Fのトイレ』って事だったんでまずは2Fのトイレを見る事にしました。
使用禁止の貼り紙がしてありました。
既にトイレタンクの蓋は外されていました。
トイレタンクの中を確認するとサイフォン管が無くなっていました。
これじゃトイレタンクに水が溜まりません。
LIXIL(INAX)のトイレあるあるなんですがサイフォン管が根元で折れたみたいです。
サイフォン管の交換
密結タンクでサイフォン管を交換する時にはトイレタンクを外す必要があります。
右側が折れた元々のサイフォン管で左側が今回取り付けるサイフォン管です。
TF-889Cを代用品に採用しました。
せっかくトイレタンクを外したんで密結ボルトも交換する事になりました。
左側が新で右側が古です。見りゃ分かるか…
こんな感じでトイレタンクを復旧するんですが本来ならばこのタイミングでボールタップも交換しといた方が良いんです。
理由はこのボールタップとチェーンがサイフォン管に負担を掛けて亀裂を入れるからです。
これでトイレタンクに水が溜まる様になったんですがボールタップがボケてるからかして水が溜まるのが遅いし止まり方がピシャッと止まらない。
まっ、もうすぐ温水洗浄便座も水漏れするだろうし…
1Fのトイレ
2Fのトイレを直してる時に密結ボルトの説明していると『1Fはそれや!』って旦那様が決め付けてました。
トイレの水を流すと床が水浸しになりました。しかもまあまあの量です。
密結ボルトを確認すると雫があったんでとりあえず言われた通りに密結ボルトを交換する事にしました。
トイレタンクの脱着作業
止水栓を閉めてトイレタンク蓋を外して中を確認するとチェーンがサイフォン管に干渉してるのが確認出来ました。
ちなみにこれを解消させるにはサイフォン管を180°回すかレバーを延ばすしかありません。
『こっちもすぐに折れるなぁ~』って思いながらスルーしました。
教えても素直に聞かない人には教えない方針です。
トイレタンクを外すと密結パッキンがありました。
LIXIL(INAX)のこのタイプのトイレタンクに密結パッキンは必要ありません。
なかなかのぶっ飛んだ作業をされてます。
密結ボルトの交換はこんな感じでトイレの外でやります。
新しい密結ボルトを用意して取り付けて行きます。
トイレタンクの復旧させながらリモコンでレバーを操作してると自力では戻らない事が確認出来ました。
しかも復旧させてから通水テストをして小を流すと水漏れしなかったんで旦那様にチェックしてもらったら大で流すとジャバジャバ水漏れし始めました。
ここで一応トイレのリフォームを強くお勧めしました。
あっ、勿論言う事を聞かない人なんで『2Fのトイレが復活したから1Fは使わんとくわ』って返答でした。
トイレの品番確認
一応、考えれる部品交換をせざるを得ない時の為にトイレタンクの品番確認もしときました。
そうそう、勿論便器の品番確認もしときました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?
まぁ~あれやこれやと言いましたがこのタイプのLIXIL(INAX)のトイレはここまで来たらリフォームで良いと思うんですよ。
ちなみに某大手も自分の前に来てそう言ってたそうです。
これ聞いた時に『あっ、ウチが先発やないんや…』ってかなりガッカリしました。
現場からは以上です。