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茨木市大池より【トイレタンク内 タンクの中の水を調整(調節)する管みたいなのが根元から折れてしまって水がずっと流れてる】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【今は止水栓で止めてます】って事です。
賃貸マンションとの事なんですが大家さんには許可を得てるって事だったんで現場に急行しました。
INAXのトイレタンクでなかなか多いパターンの事案です。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着するとパッと見て『やっぱINAXか…』って思いました。止水栓で水を止めているって事なんで一旦止水栓を開栓してみます。
止水栓を開栓してみると水が流れっ放しになりました。この状態でも使ってたんやと思うんですが便器に汚物があったんで暫く出しっ放しにしといて流れるのを待ちます。
トイレの品番確認
トイレタンクはINAXでした。ってかこのパターンの依頼内容はほぼほぼINAXのトイレタンクで間違いありません。
トイレタンクの品番シールを確認するとDT-811って事が確認出来ました。
ついでに便器の品番シールを確認するとC-44SUって事が確認出来ました。
ぶっちゃけ品番確認はしてますが専用部品を取り寄せてから部品を交換してたら何日掛かるか分からんので車に積んでる部品で直して行きます。
トイレタンクの脱着作業
トイレタンクの中を確認すると依頼内容通りサイフォン管(オーバーフロー管とも言う)が根元から折れていました。
これ、サイフォン管を繋ぎ合わせる部材が世の中には存在しているそうなんですがワテは見た事がありません。
よってサイフォン管の交換一択になるんで密結タンクは外します。便器が汚かったんでこのタイミングで洗剤を掛けときます。
今回はサイフォン管の交換と共に密結ボルトもついでに交換しちゃいます。
密結ボルトもトイレタンクの脱着作業が必要なんでせっかくトイレタンクを外したんだから交換しちゃえば良いんです。(たまに700円台のこの部品をケチる人も存在する)
密結パッキンとサイフォン管を解体撤去したらお風呂場でトイレタンクの清掃をします。
激落ちくんのバッタもんとタワシを奥様に用意してもらいました。
ワテがこの作業をしてる間に奥様は便器を掃除してはりました(笑)
トイレタンクに部品を取り付け
綺麗になったトイレタンクに部品を取り付けて行きます。先に密結ボルトを取り付けて行きます。
次にサイフォン管と密結パッキンを取り付けます。床にパイレン(パイプレンチ)が転がっていますがだいたいサイフォン管の解体撤去で苦労してる時はパイレンを使っています。(取り付けには使わない)
サイフォン管は車に積んでた物がピッタリやったんですが密結パッキンはTF-800G-Bを使いました。
このタイミングで実はボールタップの交換もしております。
交換したのはこちら!いつものSANEIのボールタップV56-5X-13♪
トイレタンクを取り付け
奥様が綺麗に掃除した便器にトイレタンクを取り付けて行きます。
トイレタンクを取り付けは先に便器とトイレタンクの固定からやって行きます。
ボールタップと給水管の接続はボールタップの取り付けに余裕を持たせ先に接続してからボールタップの固定をするんがナットからの水漏れする率を下げるキモです。(これで水漏れしたらフレキ管に交換!)
ここで手洗いホースを下に向けて通水テストをして水漏れ確認をします。ボールタップと給水管の接続部分、トイレタンクと便器の間からの水漏れ確認は必須項目です。
ちなみにいつもなら手洗いありのトイレタンクなら蓋をしてから通水テストをするんですが今回は防露が剥がれ掛けてるんで蓋をする前にチェックしとります。
ちなみにこれで便器とトイレタンクの間から水漏れする様なら防露の下の部分をカットする予定でした。
水漏れが無い事を確認してからトイレタンクの蓋をホースを接続しながら設置しました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?トイレタンクの蓋をしてからも何度か水を流して水漏れ確認をします。
問題が無ければ作業は終了です。
この後、洗面化粧台の蛇口の水漏れ修理も追加で言われたんですがそちらは別記事にします。
トイレタンクの水漏れ修理は以上です。