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アラウーノの故障が多いから何か新しいトイレに替えてほしい
高槻市玉川より【アラウーノの故障が多いから何か新しいトイレに替えてほしい】って依頼が舞い込んできました。
先日ウチのリピーター様が事務所に来店され『アラウーノを山川さんのトコで使ってるトイレと同じ物に代えてほしい』って感じです。
タール便の問題で新築から5年目なんですがアラウーノが2回か3回故障してメーカーに修理させてるんやけど『ストレスや』って事でした。
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では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から

現場に到着するとコンセントも抜かれてる状態でトイレは近所にお住まいの奥様の実家でされてるとの事でした。
先月も熊本に災害ボランティアに行って現場で活動しながら勉強してたんですが被災地でも1番困るんはトイレなんですよね。
ぶっちゃけ飲み物なんかは隣町に行けば買えるし洗濯なんかはその気になれば我慢が出来ます。
でもトイレって我慢出来ないんですよね。

蓋を開けてみるとターントラップが下がらない故障なんで水が溜まらず封水が出来ないから臭いが凄いって事で水袋で封水されてました。
水って偉大ですよね?
便器を外す

今回はアラウーノからTOTOのトイレにリフォームするんでアラウーノを解体撤去しました。
この右側のダイヤルみたいな物でターントラップが手動で操作出来ます。

便器を反対側から見てみるとターントラップがタール便でエラい事になってました。
ちなみにメーカーを呼んでみるとターントラップの部品を2つ程交換されて清掃するみたいです。
まっ、最悪の場合はターントラップごと交換せなアカンのでしょうね。

排水ソケットを解体撤去して汚水管が見やすい状態にして現場監督(奥様)に確認してもらい管壁清掃するかしないかの判断を委ねました。
自分的には自分の家じゃないからどっちゃでも良いんですが自分の家やったら綺麗にしてから新しいトイレを設置したいもんです。
フレックスシャフトで管壁清掃

現場監督(奥様)も同じ様に考えてたんで今回はフレックスシャフトでの管壁清掃をする事にしました。
ちなみに前回は高圧洗浄で全館清掃をしてまだ1年やったんで今回は汚水管のみです。

フレックスシャフトでの管壁清掃には管内カメラを併用します。
今回は汚水管なんでM40の管内カメラをつかって確認しながら管壁清掃をしました。
この辺の実際の作業の様子は是非とも動画をご覧下さい。
汚水管の切り替え

さて、持ち出しソケットを付ける直前に汚水管の配管経路の話になって現場監督(奥様)に説明をしてました。
そこで点検口があったんで自分も床下を確認する事にしました。

この配管を見た時に『なるほど、だからタール便が付着するんか!』ってなったんで現場監督(奥様)の指示で汚水管の切り替えもする事にしました。
縦管→45°エルボ→45°エルボ→90°エルボで横管だったのを縦管→大曲エルボ→横管にしました。
残念ながら床下で写真を撮ったつもりになってたんですが写真が撮れてなかったです。
トイレの施工

まずは便器タンクを設置して行きます。
この便器タンクは山川設備の事務所のトイレの後継モデルでウチの自宅とお揃いです。

ウォシュレットを取り付けたら通水テストをして行きます。
アラウーノは壁リモコンなんですが今回のウォシュレットは袖リモコンとなっています。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?
トイレ、大曲エルボ、一旦汚水桝までの汚水管清掃、これで来年まで使ってもらいます。
来年に管内カメラ調査をしてどんな感じになるんかを確認して今後のメンテナンスの方針をします。
まっ、毎年の恒例行事にすれば良いんですが戸建ては毎年しなくても良いと思うんで…
現場からは以上です。