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店舗 排水詰まり 電動フレキシロッダーCREとフレックスシャフト
大阪市中央区谷町より【店舗 排水詰まり】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【昨年末に来てもらった際にトラップ桝になっていて最後まで綺麗に出来なかった。地上に立ち上げてもらったら最後まで綺麗に出来ると言われたので地上に立ち上げた。一旦は流れてたがやはり詰まってきてるので最後まで綺麗にしてほしい】との事です。
前回の作業【昨夜閉店掃除をしていてグリストラップが詰まり水が流れなくなった】
内装工事業者さんがトラップ桝を立ち上げたんだが作業をした結果、最終桝も埋めてる事が確認出来ました。
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では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着すると前回には埋められていたトラップ桝が床に立ち上げられていました。
ぶっちゃけグリストラップがあるからトラップ桝である必要はないんですけどね。
フレックスシャフトK9-204で通管作業
管内カメラとフレックスシャフトK9-204を持ち込んで通管作業を開始しました。
駄菓子菓子、油脂の塊がエグ過ぎて突破出来ませんでした。
皆さん、勘違いしてはりますがフレックスシャフトは推進ヘッド付き超硬チップ付きチェーンノッカーを装着しても激硬の油脂の塊は砕けません。
電動フレキシロッダーCREでの通管作業
フレックスシャフトを一旦諦めて電動フレキシロッダーCREでの通管作業に切り替えます。
バケツの中に山川設備の覚悟が見えるでしょ(笑)
先発に起用したのは異径グリスカッター54。100であろうが75であろうがまずはコイツでアタリを確認します。
管内カメラ調査
詰まりが抜けた時点で異径グリスカッター54を置き去りにして管内カメラ調査をしました。
何で詰まってたのか?何処で詰まってたのか?を確認します。
異径グリスカッター54は当たれば油脂の塊を除去しますがかわして先に進む事も出来ます。
ブレードカッター75そして100
詰まってたのが油脂の塊って事が確認出来たんでブレードカッター75に付け替えて再度通管作業。
そして更にブレードカッター100に付け替えて再再度通管しました。
基本的にブレードカッター100は12mmのワイヤーで使うもんなんですが自分は10mmのワイヤーで使っています。
管底の油脂の塊は普通なら除去出来るんですが油脂の塊が固い場合はこんな感じで先に進んで『逆勾配か?』って思わされる場合もあります。
再度フレックスシャフトで管壁を攻める
ブレードカッター100で当たらない油脂の塊を再度フレックスシャフトで除去して行きます。
最終桝より下流側の陶管の継ぎ目に引っ掛かってた油脂の塊を捉えました。
この辺の作業の様子は是非とも動画をご覧下さい。
大量の毛髪類に付着する油脂の塊が陶管の継ぎ目に引っ掛かっていたんですが無事に取り出す事が出来ました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?
トラップ桝から下流側を管内カメラ調査してる時に埋められている最終桝も確認出来ました。
最終桝から下流側の陶管の継ぎ目に引っ掛かっていた毛髪類に付着油脂の塊や異物も取り出したり流し込んだりラジバンダリしました。
店主様に『最終桝も内装工事をした業者さんに復旧させたら?』ってアドバイスしたんですがはてさて…
後は定期清掃をすりゃ良いんですが果たしてやるかしら(苦笑)
陶管の継ぎ目にウンコが引っ掛かったらすぐに再発すると思います。
現場からは以上です。