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八尾市刑部より【一戸建て1Fのトイレ 詰まっている 大量のテッシュ?を流したみたい】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【息子さんはテッシュしか流してないとおっしゃるそうです】との事です。
更に言うと【自分でも色々試したがダメだった】らしいです。
『トイレットペーパーじゃなくてテッシュなの?』って感じです。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着すると奥様のお母さんが立ち会ってくれるそうなんですが話を聞くとあんまり状況を把握してない様でした。
こういうパターンが一番困ります。これが逆でお母さんの家で娘さんが立ち会うならやりやすいんですが…
便座を上げて状況を確認するんですが何となく水位は高い様に見えます。『とりあえず流してみよう』とレバーを操作するとトイレタンクに水が溜まっておらずスッカスカの状態でした。
止水栓で水を止めてるのか知りませんがお母さんは一向に近寄って来ないんで勝手に作業をして後から文句を言われたらかなわんので少し話をする事にしました。
トイレの品番確認
先にトイレの品番確認をしときます。止水栓やボールタップ(SHなんでダイヤフラム)の故障も考えられるんで触る前に確認しとくのは定石です。
TOTOのSH390BAがトイレタンクの品番となります。
便器の品番を確認するとCS390Bだったんで『リモデル便器では無さそうやな』ってまずは一安心です。
さぁ~問題は何が何処に詰まっているのか…
排水桝の確認
お母さんに説明して先に排水桝の確認をしに行く事にしました。犬走りは割と広々としてて排水桝はいっぱいありました。
ここが詰まってたらトイレ側で何をしてもほぼほぼ無駄なんで先に確認をして行きます。
トイレの位置から疑わしい排水桝を確認して行きます。まずは上流側の排水桝を確認したんですがここは異常がなさそうです。
真ん中の排水桝を確認してみるとネコの砂なのか土砂なのか排水桝の底にバクテリアの塊が確認出来ました。
これで詰まってるのかは通水テストが出来ないから分かりませんがこのお宅、遅かれ早かれ外の排水管が詰まると思います。
この下流側の排水桝と更にもう一つ下流側のLの排水桝を見て『どうやら外の詰まりでは無さそうやな』って判断しました。
トイレ側からの作業
トイレに戻って止水栓を開栓してみるとやはりここで水を止めてたのか水は出てきました。
駄菓子菓子、流してないのに便器から水が溢れそうになったんで慌てて止水栓を閉めました。
トイレ詰まりは絶賛継続中となります。
いつも通りASADA製のローポンプスーパープラスを使ってトイレの詰まり抜きをして行きます。
この作業の様子は是非とも動画をご覧下さい。
トイレットペーパーを流す通水テスト
トイレの詰まり抜きそのものは手応えも軽く簡単に済ませる事が出来ました。
ただ、気になる事があり何度か通水テストをしたんですが通水テストをすればするほど疑惑は確信へと変わります。
これは自分の感覚なんですがダイヤフラムが弱ってるのか故障し掛かってるのか水が溜まるのが滅茶苦茶遅いんです。
とは言えこれをお母さんに説明したとて生返事だったんと依頼内容と違うんで報告のみにしときました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?一応お母さんには外の排水桝が汚れてる事とトイレの水が溜まるのが遅い事を報告したんですが果たして娘さんに伝わるかは謎です。
築年数はまだ大した事ないのにもうこんな現象が出てくるって当たりはずれで言う所のはずれなんですかねぇ~
機会があれば外の排水管を高圧洗浄で洗管作業してみて勾配をチェックしたいトコではあります。
現場からは以上です。
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