目次
大阪市生野区勝山北より【2Fのトイレが詰まり流れが悪い1Fトイレは使用出来てる】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【また詰まって流れが悪くなった…やっぱり外の排水管も詰まってるのかなぁ~もう一度見て下さい】との事です。
山川設備のスタッフがローポンプ作業で一旦解決して様子を見るとの事で終了した現場です。
事前にスタッフからある程度の状況は聞いてたんで装備が一番充実してる自分が行ってきました。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
基本的に事前に聞いてる情報は一旦頭には入れますが自分の目や耳で確認をして行きます。
現場に到着して駐車場に排水桝が無いかの確認をしたんですが見当たらず両サイドも狭く排水桝は見当たりません。
1Fを突っ切って裏に周り2Fのトイレの縦管を確認しました。問題はこの縦管の何処で詰まっているか…
視線を下に向けると掃除点検口を確認出来ました。排水管は一旦宅内に行ってるんですがまずは掃除点検口の蓋を開けて詰まってるのは上流側か下流側なんかの確認をしました。
アンギラで叩いて音で『ここは詰まってないな』って感じで蓋を開けました。
掃除点検口から覗く縦管は汚れてはいますが下流側は詰まっていませんでした。(詰まってたらここで溢れます)
トイレの状況確認
次に2Fのトイレを確認するんですが前回山川設備のスタッフがお伺いしたのが4/28でその3日後には流れが悪くなったそうです。
当然スタッフも通水テスト時に『何か流れがおかしい』って感じでお客様にお伝えしてるんですが『流れてるからそれで良い』って感じで一旦様子見する事になったそうです。
早速水を流すと便器の水位が上がってくる状態でゆっくりと引いて行くってパターンです。
流れが悪いのは誰が見ても明らかな状態でした。
トイレの品番確認
トイレのメーカーはINAXでした。
トイレタンクの品番を確認するとDT-3810で何度も触った事のある品番でした。
便器の品番を確認するとC-110STって品番の便器でした。昨日宮迫さんのYouTubeチャンネルを観てたんでオフホワイトには笑けました。
便器を外します
お客様の希望で便器を外して管内カメラ調査をする事になったんですが止水栓を閉めてトイレタンクの水を抜こうとした時にはゆっくりも引かなくなってました。
作業スペースを確保する為に外したトイレはシートを敷いてリビングに仮置きさせて頂きます。
便器の水はシュポシュポでバケツに取り出しました。
さて、便器を外して排水管の確認をするとエルボの部分まで水に浸かってるんが確認出来ました。
管内カメラ調査
とりあえず排水管が詰まってるんは何となく確認出来たんで管内カメラ調査で何が詰まってるのかが確認出来るか試してみました。
カメラを入れた距離からどうやら台所の排水管との接続部分で油脂の塊がエグい事になってるのが確認出来ました。
フレックスシャフトK9-204
ドレンクリーナーで通管作業しようかなぁ~とも思ったんですが2Fのトイレまであれこれと持って上がるのは面倒だったんでいきなりフレックスシャフトK9-204を突っ込んで行く事にしました。
通管作業を兼ねてになるんで推進ヘッド・超硬チップ付きチェーンノッカーを装着して作業をしてみました。
駄菓子菓子、排水の詰まりは簡単には抜けずチェーンノッカーがチェーンノッカーだけにあんまり無理は出来ません。
台所からの通管作業
トイレが上流側で台所の排水管が下流側に接続されてる事が確認出来たんで台所側から管内カメラを突っ込んで状況を確認しフレックスシャフトK9-102で台所の排水管の壁面に付着する油脂の塊は全て除去しました。
元々トイレが詰まったら台所から水を流すと詰まりが抜けてたそうです。この辺りから余裕が無くなり写真が減ります(苦笑)
50の排水管だったんでフレックスシャフトK9-102に推進ヘッド・超硬チップ付きチェーンノッカーを装着したんですが75に到達するとサッパリ使えません。
台所の通管作業を済ませて復旧作業をして台所からはチョロチョロ水を流しながらトイレからの通管作業に戻りました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?ラストはトイレ側からフレックスシャフトK9-204で通管作業をしました。
台所からの通管作業をしてから通水テストをし、トイレ側からも直接通水テストをして排水管の中をクリアにしながら75の油脂の塊を除去しました。
全ての油脂の塊を除去してから管内カメラ調査をすると縦管直前50cmが逆勾配になっていました。
これで詰まりの原因が判明したんで今後の対応をお伝えして作業は終了です。現場からは以上です。
関連記事
【トイレ詰まり 血圧の薬を飲んでる方の排水管を高圧洗浄した結果】
【トイレが詰まってる?流れない ラバーカップ使用すると流れるが】(別館サイト)