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東大阪市上四条町より【1Fのトイレの流れが悪い 詰まってるのかなぁ~】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【戸建て 1,2F両方にトイレあり 水を流すと一旦水位が上がりゆっくり流れていく感じ 何も落としていない(と、両親は言ってます)】との事です。
更に【2Fは普通に流れるんで今は1Fトイレは使わず2Fトイレを使用】らしいです。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
お年寄りの2人だけだと心配している娘さんを待ってる間に留守番してたお母さんと一緒にガレージにある排水桝を確認してたんですが特に問題がある排水桝はなかったんで『恐らく排水管じゃなくてトイレ単体の詰まりやと思います』って言ってました。
娘さんとお父さんが帰って来たタイミングで1Fのトイレを確認させて頂きました。
早速水を流してみると確かに一旦水位が上がってからスーっと水位が下がって行きます。
とりあえず水位が下がって行くんで『尿取りパッドの可能性は薄いと思いますよ』とお伝えしました。
ローポンプ作業
水位の下がるスピードが速かったんで『何か固い物を落としてるならローポンプ作業では無理かもしれませんよ。答えがそれだったらローポンプ作業をせずに便器の脱着作業をした方が良いです』って話をしたんですが結局ローポンプ作業を試す事になりました。
ローポンプ作業をしてて全く圧が掛からず一旦抜けて水を流すと水位が上がってって感じを繰り返します。
INAXのこのタイプの便器はラストの広いトコで異物が動くから抜けないパターンもあります。
いつもなら品番確認なんかもするんですが今回は説明が多くて品番確認するの忘れてました。
洋式トイレの脱着作業
結局ローポンプ作業では改善せず洋式トイレの脱着作業をする事になりました。
お父さんとお母さん、そして娘さんがひょっこりさんの様に見守る中便器の中異物を確認しに行きます。
便器の中を反対側から覗くとティッシュとペーパータオルがギッチリ詰まっていました。
この時点で娘さんにも確認してもらって火ばさみで掻き出して行くんですがまあまあ大量に出てきました。
この答えが分かっていたらバリュー・オーガで通管作業か薬剤洗浄を投入(時間は掛かるが)のどちらかでも良かったかもしれません。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?洋式トイレの復旧作業の際にフランジパテの交換をしときました。
便器を外して分かった事なんですがフランジパテはボロボロで娘さんも『よくそれで水漏れしなかった事ですよねぇ~』って驚かれていました。
娘さんとお父さんは病院に行く時にウチの事務所の前を通って行くそうで今日も前を通ってきたそうです。
とりあえずトイレ内に置いてあるティッシュとペーパータオルは娘さんに移動させてもらいました。
ティッシュもペーパータオルも流せるシートも流せません!現場からは以上です。