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賃貸の家 外の排水が詰まって溢れてる 排水管にペットボトル?
東大阪市中小阪より【賃貸の家 外の排水が詰まって溢れてる】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【10日程前に管理会社が連れて来た業者が作業したが改善されていない…】との事です。
普通に聞いてたら『それ、前の業者さんに再作業させたら良いやん!』って思いました。
今回は入居者さんの支払いでする事になったらしいんですが…
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着して狭い狭い犬走りを見ると何やら溢れた跡が確認出来ます。
この下流側の道路上に最終桝(公共桝)ではないんですが最下流の排水桝がありそれは生きてました。
排水桝が300なんでどの位犬走りが狭いかはこの写真で伝わるかと思います。
トイレットペーパーの束が確認出来たんで汚水絡みってのは間違いなさそうです。
家の奥はちょっと広くなっててそこの排水桝も開けるとやはりタプンタプンの状況でした。
これが隣との共同桝なのかはこの時点では全く分かりません。
この排水桝は自分が確認しに行った時には蓋が開いてる状態だったんで圧に負けて蓋が開いたのかもしれません。
管内カメラ調査
奥様曰く『前の業者はここから高圧洗浄して一旦、流れる様になった』との事だったんで自分は『何で再発してるのかを管内カメラ調査をした方が良い、その上でどんな作業にするか考えます。』とお伝えしてまずは管内カメラ調査をする事になりました。
別の同業他社が言った『排水管が割れてる』ってのがホンマなのか?
ちなみにこの時点では『木の根がビッシリ侵入してんとちゃうか?』って思ってました。
管内カメラ調査をすると排水管を完全に塞いでる物が見えました。
曲がりの先でバッチっと見えづらく最初は『エルボでも引っ掛かってるんか?』って思いましたが体験者さんが『ペットボトルちゃいます?』って言い出して『あっ!ホンマや!』って感じです。
フレックスシャフトK9-204に推進ヘッド付き超硬チェーンノッカーで砕きに行ったんですが全く歯が立ちません(苦笑)
電動フレキシロッダーCREでの通管作業
車が入って行かない場所でポータブル高圧洗浄機も積んで行ってなかったんで次は電動フレキシロッダーCREでの通管作業を試してみる事にしました。
先端アタッチメントはクロススピアヘッドを使ったんですがこの作戦が見事にハマり、とりあえずの詰まりが抜けました。
水が抜けるのを待ってクロススピアヘッドを異径グリスカッター54に変更して上流側の排水桝に押し戻す作戦に切り換えました。
引っ掛けて下流側に引っ張るには曲がりがありストレートの上流側の方が良いと判断した訳です。
自分が下流側から電動フレキシロッダーCREでの通管作業で上流側の排水桝に押し込み同行してた体験者さんがそれを取り出しました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?
この辺の実際の作業の様子は是非とも動画をご覧下さい。
排水管にペットボトルが引っ掛かってたら高圧洗浄してたらかなり違和感があったと思うんですが管理会社が連れて来た業者さんは何でその違和感を感じてて解決させなかったのかは謎です。
現場からは以上です。
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