一戸建て１Ｆのトイレの流れが悪いので見てほしい…ＣＳ２０ＡＢＭ

豊中市東豊中町より【一戸建て１Ｆのトイレの流れが悪いので見てほしい…】って依頼が舞い込んできました。

ＴＯＴＯのＳＨ３１ＢＡＫってトイレタンクにＣＳ２０ＡＢＭって便器の組み合わせなんですが残念ながらリモデル便器なんで通常の便器よりは詰まり易いんです。

トイレのリフォーム工事の仕方なんですが値段だけで決めるとこれが多いんです（苦笑）

では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。

まずは状況確認から

現場に到着して対応して下さった旦那様に『何か落としたとかはありませんか？』ってお尋ねしました。

すると『掃除用のペーパー的な物を流してからこの状態になった』との申告がありました。

便座を上げて状況を確認すると水は引いててペーパー的な物が残ってるって状況でした。

旦那様は『あれこれとやってみたんだが解消しない』って仰っていました。

小で水をゆっくりと流してみると便器の水位が上がってきます。これ、大を流したら完全に溢れるヤツです(笑)

自分が到着した時点では水位が下がっていたんで『生理用品やパットの可能性は無さそうかな』って判断しました。

トイレタンクの品番を確認するとＴＯＴＯＳＨ３１ＢＡＫって品番シールが貼っていました。

この最後のＫがどんな意味か分かりませんがひょっとしたら量販店モデルかもしれません。

『知らんけどっ！』

便器の品番を確認するとＣＳ２０ＡＢＭって品番シールが貼ってありました。Ａは何のこっちゃ分かりませんがＢＭはリモデル便器です。

築年数とトイレのタイルを見る限り最低でも１回はトイレのリフォーム工事をしてるんでしょう。

『とりあえずローポンプ作業で詰まり抜きしましょか？』って旦那様に言ってみました。

『ネットで山川設備を探し出した』って言ってたから『待ってました！』ってなるかなぁ～って思ってたんですがまさかの無反応でした（苦笑）

一撃必殺とは行きませんでしたが２度３度の追撃で割と簡単に詰まりは抜けました。

旦那様はかなり苦労すると思ってたのか『えぇっ～もう抜けたん？』って驚かれていました。

まずは室内からのトイレットペーパーを流す通水テストをします。ここでトイレットペーパーが流れなかったり残ったりしたらまだ詰まってるって事です。

普通に流れたんで同じ量のトイレットペーパーを再度セットして『合図をしたら流して下さい』って旦那様にお願いをして自分は外に出ます。

トイレの出たトコにある排水枡を開けるとかなり浅いＬの排水枡でした。

このタイミングで旦那様に声を掛けてトイレを流してもらいました。問題なくトイレットペーパーは流れて行きました。

そんな訳でいかがでしたか？リモデル便器はリモデルソケットを使うんでどないしたって詰まり易くなっています。

更に節水トイレだったりするんで尚更詰まり易いんです。

恐らくメーカーさんもリフォーム屋さんも『そんな事はない』って言うんでしょうがこんなもん詰まり抜き業界の人間なら誰でも知ってる話です。

いや、ＴＯＴＯの総合カタログには床の排水管移設の事が説明してるからメーカーは分かってるんやわな。

安いリフォーム工事をすると後が高く付きますから(笑)

現場からは以上です。

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