現在、詰まってる訳ではないが排水管のメンテナンスをしてほしい

豊中市服部元町より【現在、詰まってる訳ではないが排水管のメンテナンスをしてほしい】って依頼が舞い込んできました。

もう少し詳しく言うと【古いビルを父から継いだが排水管とかどうなってるのか分からないんで一度カメラで見てみたい。清掃とかもしてるか不明。希望としては高圧＋カメラ→ご自分もカメラで管内を見たい】との事です。

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では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。

まずは状況確認から

現場に到着して排水経路の確認をする事からのスタートです。

グリストラップの位置やトイレの位置を確認して店の前に出てるのか？裏に出てるのかを確認しました。

カンツールタブレットで排水経路の確認をして行ったんですが店の裏側の排水桝がパンパかちんに詰まってて僅かな隙間からカンツールタブレットが染み出るって感じでした。

問題は隣のビルには最終桝があるが依頼のビルには最終桝がありません。

カンツールタブレットのお陰で最終桝は隣のビルとの共同桝って事が確認出来ました。

まずはグリストラップから管内カメラ調査をしたんですが油脂の塊やビニール片で排水管はほぼほぼ閉塞してる状況でした。

３年前に工務店が手配した業者さんが手抜きしてるのか？はたまたとんでもない量の油を流しちゃってるのか？

滅多に使わない高圧洗浄機の上のホースリールも出動させました。

車を止めれる位置がピンポイントだったんで高圧ホースは５０ｍ繋ぎました。

最終桝から店の裏の排水桝、そしてそこから店内にある化粧桝までを高圧洗浄したんですが土砂は引っ張らなアカンし、油脂の塊がエグい量ありました。

この化粧桝もパンパかちんになってたんですがとりあえず水は流れていく様になったんですが管内カメラ調査をすると油脂の塊が排水管を半分閉塞させている状態です。

１０時から作業を開始したんですが７時までに終わらせなきゃいけないのと１人作業やったんで電動フレキシロッダーＣＲＥでの通管作業も導入しました。

１０ｍｍワイヤーに久々のブレードカッター１００の出番です。

これでゴリゴリ油脂の塊を砕いて行って高圧洗浄で仕上げるパターンで行きました。

さて、店内化粧桝を洗浄清掃すると壁だと思ってたトコに排水管が３本現れてしまいました。

グリストラップからの排水管とトイレの排水管は高圧洗浄し終わってたんですが残りの３本は何の排水管か分かりません。

グリストラップの水封エルボを上向きにして直接水道ホースで水を流して化粧桝から残りの３本の排水管を高圧洗浄しました。

そんな訳でいかがでしたか？

深夜の作業だったんですがまだまだ暑く用意した飲み物はあっという間になくなりました。

立ち会って下さってたお客様も４時半を超える頃から飽きてきて何度も『もうそこは見なかった事にしましょう』って言ってたんですが自分が納得いくトコまでは排水管の高圧洗浄をしました。

化粧桝も店の裏の排水桝も崩壊してるんで土砂がかなりあり引っ張る作業に苦労しました。

恐らく来年も定期清掃で呼ばれると思いますが感覚的に言うと１年は持たないかもしれません。

トイレを使う量が争点になると思うんですが半年おきの定期清掃の方が良い様な気がしてきました。

持てば１年おき、それまでに詰まったら半年おきの定期清掃になると思います。

現場からは以上です。