店舗グリストラップ配管の詰まり何が原因となっているのか？

大阪市西区西本町より【店舗グリストラップ配管の詰まり何が原因となっているのか調査希望】って依頼が舞い込んできました。

もう少し詳しく言うと【今は毎週土曜日にワイヤーを入れたりして対応（３Ｗ連続）地震等でグリストラップの下の配管が崩れているのか？配管に穴が開いてるのが原因なのか？】との事です。

配管に穴があるのが原因→ビル側大家さんの責任

グリストラップをジョイント部の上に設備した事が原因→店側の責任

どちらに原因があるのかを管内カメラ調査して指摘するのが山川設備の仕事となります。

では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。

まずは状況確認から

このマンションは前に来た時に家主様が状況を説明してくれててまずは化粧桝から管内カメラ調査をする事は決まってました。

右側の化粧桝が今回のターゲットです。

次に店内に入ってグリストラップの位置を確認して行きます。

このグリストラップには仕切り板が２枚中２枚ともありませんでした。

飲食店を営まれてたら分かると思いますがこれではグリストラップの意味がありません。

排水管が店の奥に向かってるんでUターンして外の排水桝に繋がれているんだと思います。

とりあえず化粧桝の中にはワイヤーが残されており流れなくなったらワイヤーをコチョコチョして騙し騙し使ってたみたいです。

まずは管内カメラ調査をして排水管がどの程度汚れてるのか？また何が詰まってるのかを確認して行きます。

すると排水管の半分以上は土砂が堆積してるのが確認出来ました。

今回も低騒音ハイパワーの高圧洗浄機で洗管作業をして行きます。

昨日エンジンオイルを交換したから恐らく機嫌は良いと思います。

土砂を下流側に流し込んじゃうと後から面倒なんで化粧桝で堰き止めて土嚢袋に取り出す事にしました。

これが排水桝から排水桝なら３分の洗管ホースにアサダ製後方６穴ノズルで洗管作業するんですが店内に入って行きますから２分の洗管ホースにホース屋本店さんから提供受けた後方６穴ノズルで洗管作業します。

ちょこちょこ進んでは管内カメラ調査して確認するって方法で洗管作業をしました。

ほとんど排水管が塞がれてた箇所もありました。それにしても石がデカかったです。

６．７６ｍのトコで排水桝を発見しました。ゾンデ探知機を使って位置を確認しましたが嵩上げしてる下に埋められてるんでどうしようもありません。

この排水桝が崩壊してるから土砂が出てくるのかは掘削作業をして排水桝を確認するしかありません。

そんな訳でいかがでしたか？

排水桝の中の土砂も地道にやればある程度は土砂が搔き出せるかとも思うんですが洗管ホースが抜けなくなったら嫌なんでギリギリまでしかやりませんでした。

家主様も立ち会うって聞いてたんですが結局来ませんでした。

コロナの感染者が急増しているんでこのタイミングで休んで店舗改装(厨房)をすれば良いんじゃないでしょうか？

現場からは以上です。