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洗い場下2か所から水が溢れてくる 排水管から水が逆流する
奈良県奈良市針町より『洗い場下2か所から水が溢れてくる』って依頼が舞い込んできました。
話を詳しく聞くと水を流すと排水管から水が逆流するって話です。数か月前にも行った現場なんでそもそもの排水設備がよくなかったんは覚えてましたが話を聞く限りでは排水管のつまりが原因なんかなぁ~って思いながら現場に急行しました。
針町ってかなり遠いんですよねぇ~(苦笑)この現場も沢山の写真を使って解説して行きます。
まずは状況確認
洗い場から水を流すと排水蛇腹ホースと排水管の接続部分の辺りから水が逆流して漏れてきます。
既に排水蛇腹ホースは硬化して割れてたからそこからも水漏れを起こしてました。
排水蛇腹ホースを抜いた時点で排水管のつまりは確定しました。
実際の作業
前回にもドレンクリーナーを使って通管作業してから数か月しか経ってないんで本来なら閉店後にでも高圧洗浄機を使った洗管作業をした方が良いと思うんですが今回もドレンクリーナーを使っての通管作業となりました。
手応えらしい手応えも無くワイヤーはスルスル入って行ったんで「詰まってないんか抜けたんか?」って思いながら通水テストをするとやはり逆流して溢れました。
結構な時間この作業をしましたがなかなかスカッとしません。水道を直接繋いでるからと言って所詮1本やから水量が多い訳じゃないし…
8mmのワイヤーじゃなかなか結果が出なかったんでワイヤーのヘッドを交換するか10mmのワイヤーに交換するか迷いましたが10mmのワイヤーに交換しました。
排水管の径が径なんでひょっとしたら継手を曲がらない可能性もありましたが結果的にこのチョイスがハマってスカッと抜けました。
凄く気持ち良く流れる様になりました。排水蛇腹ホース交換と防臭キャップ新設してこの箇所は作業終了です。
その流れで10mmのワイヤーのまま食洗機下の排水管も通管作業して行きました。
こちらの排水管は継手で上手く曲がらずやったから途中で8mmのワイヤーに戻しての通管作業からの通水テストです。
茶色の排水管はHT管って言って熱いお湯を流す可能性がある場合に使いますが給排水どちらも年数が経てば経年劣化で割れやすいから素人さんがDIYで修理する場合は注意が必要です。
前回この排水蛇腹ホースが抜けるって言ってたんでその後を聞いたらやはりたまに抜けるそうです。
そんな訳で防臭キャップの新設しました。山川設備が居てる間は何度食洗機を使っても抜けなかったんで大丈夫やと思います。
ってトコで依頼内容は全て完了したんですがここで追加の依頼を頂きました。
追加の依頼
排水蛇腹ホースからの水漏れで手っ取り早く交換してほしいとの事です。
物置の台を左寄せしたら真っ直ぐに施工出来るんやけどなぁ~
店長さんが不在やったんでここは同じ様に施工しときました。
排水蛇腹ホースと排水管の接続部分はビニールテープでグルグル巻きにしてありましたが防臭キャップ新設する事で自由が効きます。
まとめ
いかがでしたか?DIYで修理する場合の参考になりますかねぇ~?
山川設備では排水蛇腹ホースも巻きで持ってるんで現場に合わせて寸法を測って加工してます。
既製品と違ってユニオンナットを使いますから後のメンテナンスもやりやすいと思います。
そんな訳で現場からは以上です。