目次
一戸建て １Ｆのトイレ詰まり 同業他社が高圧洗浄して数日で再発
京都市伏見区横大路富ノ森町より【一戸建て １Ｆのトイレ詰まり】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【１／１２に詰まって他の業者を呼び高圧をした。その時は流れたがまた詰まってしまった。何が原因なのかちゃんと知りたい。】との事です。
要は同業他社が高圧洗浄をしたのに再発してるって話だったんですが結果はいかに…
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
依頼の段階で同業他社の名前も事務員さんが聞いてたんで『どんな仕事をしてるんか見てやろう』って思って行きました。
到着してすぐに同業他社がどんな仕事をしたのか旦那様に話を聞きながら高圧洗浄をした排水枡に案内してもらいます。
結局は見えてる排水枡を結構な数開けてみたんですが外の排水枡で詰まってる話ではありませんでした。
排水枡を見ながら旦那様にトイレを流してもらうと先程のＹ字の排水枡右側からチョロチョロ流れて来るのが確認出来ました。
大便器の確認
大便器を流すと水位が上がってゆっくりと水が引いて行くって症状でした。また最後は水封切れを起こしているんで何か固いけど隙間がある物が詰まってそうです。
トイレが詰まってるのは分かりますが『何処で詰まっているのかを確認出来ればお客様も納得するんだろな』って思いました。
とりあえずトイレの品番確認をして行きます。まず、トイレタンクはＴＯＴＯ ＳＨ６０ＢＡでした。
便器の品番確認をするとＣＳ６０Ｂだったんでリモデル便器の線はここで消えました。
小便器の確認
大便器の隣りに小便器がありました。水封トラップを確認するとものの見事に尿石だらけになっていました。
小便器の品番確認をするとＵ３０８Ｃって事が判明して暫く水を出しっ放しにしてても溢れてきません。
先程のＹ字の汚水枡にもちゃんと水が到達してるんでこの小便器が上流側で大便器が下流側ってのは間違いなさそうです。
管内カメラ調査をする
自分の予想では『汚水枡を見る限り尿石か季節的には貼るカイロかなぁ～』って思っていましたが小便器が流れてて大便器が流れない、上流側は流れてて下流側が流れてないって事は詰まってるのはズバリ『便器か縦管！』って当たりを付けました。
とは言え同業他社のやり方に納得の行ってない旦那様に予想の話をしても納得しないだろうから管内カメラ調査とローポンプと便器脱着と高圧洗浄の費用を再度確認してもらいどの作業をすれば納得するのかを尋ねました。
ちなみに同業他社はローポンプをして抜けず便器脱着をして詰まりを解消させてから高圧洗浄をしたようです。
旦那様が『山川設備さんやったらどうする？』って聞いてこられたんで『詰まりを抜く前に何処で詰まってるか確認すれば対処方法が分かるんじゃないですか？ローポンプで抜けるとは思いますが抜けちゃうと何処で詰まってたかは分かりませんから』って答え管内カメラ調査をする事になりました。
管内カメラ調査をするとメイン管の管底に尿石っぽい異物があるのが確認出来ました。
これ、同業他社が高圧洗浄したにもかかわらずです。
あまりにも近くだったんで汚水管の出口を覗くと管底がヤバい事になっていました。
同業他社が高圧洗浄したのはポータブル高圧洗浄機だったそうなんで『結構固いんかもしれん』って思いました。
カメラを奥に進ませて大便器との部分でカメラを置いて旦那様に大便器の方を流してもらい縦管か便器が詰まってる事を確認出来ました。
ちなみに小便器の真下まで管内カメラ調査をするとまあまあの尿石が付着してました。
洋式トイレ大便器を外す
今回は何処で詰まってるのか？何が詰まってるのか？を確認する事に旦那様が拘っていたんでこのタイミングで洋式トイレ大便器を外す事にしました。
外して確認すれば便器で詰まってるのか縦管で詰まってるのかが確認出来ます。
便器を外して排水アジャスターを確認すると詰まってる異物が確認出来ました。
これで今回の詰まりが何処で詰まってたのかが完全に確認出来ました。
また、前回もここで詰まってたそうなんで同業他社が瑕疵工事してないってのもここで証明されました。(同業他社、感謝しろよ)
この異物を除去する実際の作業は是非とも動画をご覧下さい。
排水管の高圧洗浄
旦那様の希望で排水管も高圧洗浄をする事になりました。まずは排水枡に付着する尿石をランサーノズルで除去してから排水管の高圧洗浄をしました。
低騒音ハイパワーの高圧洗浄機で高圧ホースを３０ｍ繋いでやっとここに辿り着きます。(デカい家だ)
排水管の高圧洗浄をしてすぐに管内カメラ調査で確認してた異物は出てきました。
取り出して確認してみるとそれが尿取りパッドだって事が確認出来ました。皆さん高圧洗浄を金額だけで選んでるんでしょうが同業他社はポータブル高圧機でコレが取り出せなかった訳です。(ちなみに同業他社の方が高かった)
洗管ノズルはホース屋本店さんから提供受けた後方６穴ノズル２分用でした。
この尿取りパッドを取ってから洗管ノズルを超旋回ノズルに変更して尿石除去をしました。
ここは管内カメラ調査をしながらピンポイントで旦那様が納得行くまでってトコなんですが今思えばせっかく便器も外したんだからカッティングノズルで尿石除去する動画を撮れば良かったです（苦笑）
排水枡に付着してた尿石もこんな感じで綺麗に除去する事が出来ました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか？同業他社は見積りでローポンプと便器脱着と高圧洗浄の金額を言ってたそうなんですが予想もしなかった金額だった為に旦那様に断られたそうです。
すると『せっかく来たんやからこんなけ値引きするから作業をさせてくれ』って言ってきて渋々作業をさせたそうです。
『じゃあ最初からその値段を提示しとけや』って思うワテがおかしいんでしょうか？
しかも詰まりが抜けてから高圧洗浄をするのは良いんですが取りきれてないと言う…
ちなみに便器脱着は山川設備の方が高く(山川設備→￥１８０００ 同業他社→￥１５０００)高圧洗浄は同業他社の方が高かった(山川設備→￥２５０００ 同業他社→３００００)です。
山川設備は管内カメラ調査で￥２５０００もらってるんですがこの管内カメラ調査だけはホームページの料金表が更新出来てないんでまだ記載されていません。
ここから割引クーポンを使えばちょこっと安く出来ます割引クーポン
この割引クーポンは意味があってやってるんで面倒でしょうが記載内容をちゃんと確認してお使い下さい。
現場からは以上です。
