目次
宝塚市野上より【水周り全体的に流れが気になる】との依頼が舞い込んできました。
築25年の戸建て住宅らしく、高圧洗浄をした場合の金額の問い合わせなんですが電話の受付が金額を回答してるにも関わらず【料金表のページ】『見積りに来てほしい』との事です。
①2Fの洗濯機排水の音がポコポコ鳴る
②トイレに小さめのナプキンを落としてしまい、今は流れてるがどこまで流れてるのか不明、今後詰まったら嫌だし
また台所、混合水栓(台付、レバー)の工賃も聞かれたそうです。
まっ、気になりだしたらあれこれと気になるのが水周り、本来ならハウスメーカーに相談して業者さんを手配してもられば良いだけで山川設備や他の緊急業者さんは『今何とかしてほしい』って時の最後の切り札的存在なんです。
ここからはちょっとディープ内容になるんで覚悟してお読み下さい。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
気になる事があり過ぎてあれもこれも片付けないまま更に気になる事が出てきてってお客様なんで依頼内容を聞いて『見積りなんか行かへんで!全部料金表に書いてるやろがいっ』って断ってもらおうとしたんですが『とりあえず見に来てって言ってはるわ…』って強引に受付に押し切られる感じで行く事になりました。
そんな訳で現場に到着して最初に取り掛かったのは排水桝の確認でした。
隠れ桝を探し当てたりもしたんですが何か信頼されてない感じがヒシヒシと伝わるんです。
依頼内容を聞いて『絶対に合わない人だろうな』って予感で行ってみたらそうでもなかったってパターンもありますが来てみても終始『合わない』って思ったもんだから説明してても手応えを感じない。
トイレの確認
トイレに入って『ビー玉はここに置かない方が良いですよ』って言ったら『ちゃんと網を敷いてるから大丈夫』って感じ(苦笑)
ナプキンを落とした事件から使ってないとの事だったんで念の為通水テストを行いましたが桝詰まりの様な吸込みになります。
今日は2人移動やったんで自分が排水桝まで行きトイレットペーパーを流してもらうとちゃんと排水桝まで辿り着くしその後も流れて行ってる状態です。
トイレの品番確認
家を建てた時からずっとこのトイレって事なんで『25年も修繕してないんかな?』とは思いましたがトイレタンクの中は確認しませんでした。
DT-889って品番はあまり覚えがなかったんで確認しときたかったんですがビー玉が気に入らないんで触りません。
ちなみに便器の品番はC-89Sって感じです。便器に尿石等が溜まってるんかも知れません。
台所の確認
台所に案内されて混合水栓を見ると根元からの水漏れがあったのかテープがグルグル巻きにされてます。
スパウトの位置もこのままにしとかないと動かすと水漏れがするそうです。
ワンホール混合栓って根元からの水漏れを起こして粘っていると裏側にある木が湿って腐ってどうにもこうにも状況になってからではキッチンの入替になりますから粘らない方が良いです。
排水栓とその奥の確認
排水栓を水封を外して排水の汚れを確認するとどうやら蛇腹ホースで繋いでる感じです。
シンクの下を確認して排水蛇腹ホースを触るとガッチガチに硬化してました。
『シンク側から高圧洗浄作業したら破れるリスクがあるし外しても破れるリスクがあんな…』なんて思いながらキッチンを後にします。
1Fの洗濯機が珍しい
1Fの脱衣場を見てると違和感があり洗濯機の上の物を退けたら久々の二層式洗濯機が出て来ました。
ちなみにまだ動いているそうです。(二層式洗濯機って丈夫!)
まとめ
そんな訳でどないでしたか?山川設備を呼び付けてやってほしい事が定まらず、何にも決まらないまま時が流れました。
お互いに時間を無駄にしただけなんで『奥様が信頼出来る業者さんに頼んで下さい!』ってやんわりとお断りしたんですがちゃんと伝わったかな?
元々は二世帯住宅だったんで排水経路も複雑なんで正直言って作業を始めてみないと分からん事だらけなんです。
時には遠回りになる様な調査も含めて答えを導き出すんで信頼関係が前提条件なんです。
1mmでも信頼出来ないんなら業者さんを、少なくとも山川設備を呼んじゃダメです。
ホンマお互いに時間の無駄です。現場からは以上です。