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神戸市兵庫区塚本通より【一戸建て トイレ、風呂等の排水管清掃希望】って依頼が舞い込んできました。
もう少し詳しく言うと【今、詰まってるところはないが長く清掃してないので綺麗にしたい】との事です。
更に言うと【雨水が流れる側溝にも泥が溜まってるので併せて清掃してほしいとの事】らしいです。
ラストにとんでもない事実が判明です。
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
現場に到着すると旦那様が出迎えてくれました。最終桝はガレージにあったんですが雨予報だったんでガレージに車を止めさせて頂きました。
早速ですが最終桝の蓋を開けて『ここだけみれば楽勝なんやけど…』なんて思いましたがこの後の作業は困難を極める事をこの時点では知る由もありません。
依頼の連絡から数日が経っておりそれまでに旦那様が犬走りを片付けていてくれてたんで現場調査は割と簡単だったんですがいくつか不明点があって話を聞くとお父さんが建築関係の仕事をされてたらしく排水設備があれこれとカスタマイズされていました。
最終桝の側に雨水管があってそこも流れが悪いとの事で中を確認すると底に岩が確認出来ました。
これが上から入れたガラなのか雨水桝が崩れたガラなのかは分かりませんが長い棒で突っついてみるとガッチガチになってたんです。
ここはランサーノズルで崩してみる方向で他の部分は手を変え品を変え洗管作業をして行く事にしました。
高圧洗浄機を使った洗管作業
雨予報でしたがカーポートの下だったんで低騒音ハイパワーの高圧洗浄機を準備しました。
基本的にはこの高圧洗浄機は注意書きに雨中では使うなって記載があるんで雨の日はほぼほぼ使いません。
最終桝の側の雨水管はランサーノズルで作業を開始しました。水が抜ける管は見えませんでしたが『砂を搔き出せば見えるかも?』と思い作業を開始したんですが既に詰まっていました。
ランサーノズルで届く範囲よりも奥も土砂が酷いんで早々にランサーノズルは諦めます。
次に1分の洗管ホース紫に前方2穴後方4穴ノズルを装着して土砂を崩しながら洗管ホースが入って行かないかを試してみます。
この時、雨水管は溢れっ放しで旦那様が『この様子を動画撮りましょか?』って言って下さいましたが底に岩がある事を最初に見てたんで『多分、抜けないですから良いです』って言ってちょっと本気でやってました。
山川設備のYouTubeチャンネルを観て下さってる方だったんで理解はあるから動画を撮ってても良かったんですがハイライト的な物が撮れないなら仕事を増やすだけなんで撮りませんでした。
最終桝からの洗管作業
雨水管は一旦水が引くのを待ってる間に最終桝からの洗管作業を開始しました。
先発のノズルはホース屋本店さんから提供を受けた逆噴射ノズル後方6穴ノズルをチョイスしました。
このノズル、この現場でも相性が良く最近のお気に入りで1軍入りをしています。
これは提供してもらってるから忖度してるんではなくホンマに使い勝手が良いです。
桝と桝の間を逆噴射ノズル後方6穴ノズルで洗管作業したらシンショー製超旋回ノズルに変更して排水管の壁面に付着する物も除去して行きます。
全く排水管清掃はしてなかったそうなんで『尿石が付着してるかなぁ~』って期待したんですが大した事がなかったです。
管内カメラ調査
この後、写真は撮ってませんが最初に触った雨水管を管内カメラで確認して岩がエグかったんで諦めました。
次に右側ルートの雨水管も管内カメラ調査してから排水管清掃をしたんですが増築部分の雨水桝が土砂で砂溜まりが埋まって流れが悪いのが確認出来ました。
旦那様が増築部分の壁を破ったら柱の下に雨水桝があるのが確認出来ました。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?現場に到着した時に冗談で『建て替えたらよろしいねん!』って言ってたんですが最後は最低でも増築部分の建て替えが必要かもって状況に追い込まれてはりました。
柱を排水桝の上に置くって昭和の人は無茶苦茶です(苦笑)
ここまで大幅に時間を使っちゃったんで作業は終了して現場を後にしました。現場からは以上です。
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