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京都市中京区先斗町より【飲食店排水詰まり グリストラップは無い…】って依頼が舞い込んできました。
プライベートでは何度か通った事のある通りなんですが仕事では近くには山川設備を呼んでくれるお客様は居てるんですがこの通りだけは呼んでもらった事がありません。
車も入って行けない(軽なら入れるかも?)通りで排水詰まりをどの様にして解消させたのか?
では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。
まずは状況確認から
京都の観光で見た事もある人が多いと思いますが先斗町の入り口には看板があります。
仕事中やったんで写真だけ撮って読んでませんが次回プライベートで行った時には読みたいと思います。
お店に入ってまず気になるのがこの景色♡川沿いから見上げた事はありましたがお店から川沿いを見るのは今回が初めてです(長生きするもんやなぁ~)
次回は仕事ではなく家族旅行で来たいと思いました。
さっ、仕事に戻ります。厨房の中にある排水桝は水がタプンタプンに溜まっていて流すと溢れそうになるそうです。
今までも騙し騙し使ってたそうなんですが遂に流れなくなったそうです。
隠れ桝の存在
厨房の排水桝をチラッと見てから店外の排水桝を見に行こうとした時に隠れ桝の存在を知らされます。
京都あるあるなんですが畳の下に点検口がありその下に排水桝があるそうです。
大阪なら『大掛かりやなぁ~』ってドン引きされるんでしょうが京都の人は自分達で簡単に畳を上げてくれるんで特に大掛かりとは思ってはりません(苦笑)
点検口を開けると下に大口径の排水桝がありました。これだけの条件が揃えば高圧洗浄が頭をよぎりますが如何せん車が入って来れません。
蓋を外して排水桝の状況を見ると掃除をされた後なのかそんなに油脂の塊がエグい訳でもありません。
見る限り下流側は流れてるっぽいんで水封エルボから厨房に繋がる排水管が詰まっていると判断しました。
電動フレキシロッダーCREで通管作業
さて、作業の方なんですが予約が16:30に入ってるんでそれまでに解消させなくてはいけません。
また、距離が距離だけに数日で再発されると面倒な事になります。
高圧洗浄するならポータブル高圧洗浄機で洗管作業をするしかないんですが力が弱いんで油脂の塊がエグかったら通管は出来るかも知れませんが全ての油脂の塊を除去するには時間が足りないかもしれません。
また、川沿いに車を止めて(そんな事が出来るらしい)低騒音ハイパワーの高圧洗浄機で洗管作業する事も提案されましたが日曜日に現実的ではありません。
そんなこんなで電動フレキシロッダーCREで通管作業する事にしました。
10mmワイヤーにブレードカッター57を装着して下流側のこの排水桝から厨房に向かって通管作業をして行きます。
って言うのもお客様が『ここに出てくるのは間違いない!』って言ってるので(苦笑)
厨房の排水桝は水に浸かっててパイプ径は手を突っ込まないと分からない状況だったんでこちら側からの通管作業となりました。
通管作業をし始めてすぐのトコに油脂の塊っぽい手応えを感じました。下流側からの通管作業なんで排水管が細くなってる可能性もあるんで慎重に崩して行くとドバっと流れ始めました。
板長さんとオーナー様が見てたんで『厨房も抜けたと思いますよ!』って言って見に行ってもらうと『流れてます!』との声が聞こえてきました。
一旦ワイヤーを戻してブレードカッター57をブレードカッター75に変更して再度通管作業ををして行きます。
厨房からの通管作業
シンクの水を出しっ放しにして水がジャンジャン流れるのは確認出来ました。
また、下流側からではありますがブレードカッター57は通っています。
ブレードカッター75は途中でにっちもさっちも進まなくなったんでお客様の希望もあり厨房内の排水桝からも通管作業をする事にしました。
再度ブレードカッター75からブレードカッター57に変更します。
厨房内の排水桝からブレードカッター57を通して行きます。水はジャンジャン流したままの通水テストをしながらの通管作業って感じです。
下流側の排水桝にブレードカッター57が無事に到達して排水管の中に付着した油脂の塊はほぼほぼ除去出来ました。
水封エルボを復旧させて水の流れを暫く確認します。順調に流れているんで問題はありません。
まとめ
そんな訳でいかがでしたか?作業が終わってから2階にも上がらせてもらいました。
普通なら上がれないお座敷に上がれたんはラッキーでした。
お店の向かいにお茶屋さん?があって本物の舞妓さんも見る事が出来ました。(たまたま…)
写真を撮りたかったんですが流石にビビッてお願い出来ませんでした(苦笑)
そう考えるとボクシングの世界チャンピオンの方が簡単に写真をお願い出来るんで身近な様な気がします。
現場からは以上です。