大阪市北区より【グリストラップから先だと思うが流れが悪くなっている】って依頼が舞い込んできました。

 

もう少し詳しく言うと【自分達で今まではやっていたがちょっと綺麗にした方が良いかと…】との事です。

 

現場に到着してグリストラップを見ると『めっさ綺麗に使ってはりますやん！』って思わず言ってしまうほど綺麗に使ってはりました。

 

では、この現場がどんな感じの現場やったんか詳しく解説して行きます。

 

 

まずは状況確認から

 

 

現場に到着してグリストラップの蓋を開けてみるとこんな感じで各層にキッチンペーパーの様な物を浮かべて上澄みの油を吸着させてはりました。

 

この仕事をし始めてかなりの数のグリストラップを見てきましたがここまで意識の高いオーナー様に出会ったんは初めてです。

 

 

並びの店舗さんは前に最終桝があったんですがこの店舗には最終桝がなかったんで一旦店舗裏に行って排水桝の探索をしました。

 

小口径桝も１つ発見したんですがトイレを流したりして調査したんですがどうやら店舗裏の排水桝は別ルートみたいだったんで無視する事にしました。

 

 

再度道路側に行ってこの排水溝に注目しました。なかなか狭いんで上からは中を確認出来ませんでした。

 

 

角度を変えて見ると排水管が確認出来たんでトイレを流したり厨房の水を流したりしながら店舗の排水管は全てこの１本にまとまってこの排水溝まで出てきてる事を突き止めました。

 

 

電動フレキシロッダーＣＲＥ

 

 

お客様にどんな作業で通管作業してほしいのか尋ねて電動フレキシロッダーＣＲＥで通管作業する事になりました。

 

後、提案したのはフレックスシャフトと管内カメラを使った通管作業と高圧洗浄機を使った洗管作業を案内しました。

 

何がどう違ってどんなメリットがあるのかを説明はしますが予算の事もありますから最終的にはお客様に判断を委ねました。

 

先発は異径グリスカッター５４を使う事にしました。まずは油脂の塊どの程度なのかは分からないんで調査がてらです。

 

今回の現場では流れは悪いが流れてるって感じなんで一旦予算の事を退けて考えたらフレックスシャフトと管内カメラを使った通管作業が最善だったと思います。

 

 

作業をし易い様にグリストラップの蓋は半分して電動フレキシロッダーＣＲＥを近付けます。

 

 

このタイミングで最終層のキッチンペーパーは流れて行かない様に退けておきますが他の層のキッチンペーパーはそのままで作業をします。

 

 

 

 

倉庫の排水桝

 

 

グリストラップからの通管作業時に違和感を感じて倉庫内を探索すると荷物の下に排水桝が隠されていました。

 

 

排水桝の底に水が溜まってる状態だったんですがこのタイミングでトイレを流したり厨房の水を流したりして流れの確認をします。

 

 

狭いですが何とか電動フレキシロッダーＣＲＥを移動させてきてこの排水桝からの通管作業をして行きます。

 

 

ここからの通管作業はブレードカッター７５でやりました。下流側にワイヤーを通して行くと外の排水溝に出てくるのが確認出来ました。

 

更にダメもとで上流側もワイヤーを通しましたが変換のトコからは入りませんでした。

 

 

グリストラップからの通管作業②

 

 

再度グリストラップに戻って通管作業をしますが倉庫の排水桝まで到達しません。

 

ならばとグリスカッター３７に変更して通管作業してみました。

 

 

それでもダメだったんでドロップヘッド大に変更してアタックしますが何やら固い物に当たって先に進みませんでした。

 

 

まとめ

 

そんな訳でいかがでしたか？依頼内容は流れの悪いのを改善する事で水はジャンジャン流れる様になってるんで作業はここまでにしました。

 

これが流れが悪いままだったら問答無用で管内カメラ調査をするんですが今回はお客様が希望されなかったんで管内カメラ調査をしていません。

 

倉庫の排水桝からの通管作業でグリストラップに浮かせてるキッチンペーパーが流れちゃった物は１枚捉えたんですが（苦笑）

 

早期に再発する様なら次回は管内カメラ調査をする事をお伝えして作業は終了です。

 

多分、まだ隠れ桝の存在があると思います。現場からは以上です。

 

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